2014年1月31日金曜日

時代を超える!

こんにちは、講師の中田です。

以前このブログで俳優の渥美清さんの話題をした際に、もう一人胸に秘めている俳優さんがいますと言って終わったのですが、今回はその俳優さんのお話をしたいと思います。

その方は『男はつらいよ』にも一度?だけゲスト出演されていた俳優さんです。ずばり

はいそうです!森繁久彌さんです!!
初めて森繁さんを見たのは『知床旅情』を唄っている姿で、情感たっぷりに語りながら歌う様子に「なんて色気のあるおじさんなんだろう」と痺れました。歌の上手い方は沢山いらっしゃいますが、曲の持っている世界観プラス、人間臭さまで表現できる歌い手の方はあまりいないと感じます。森繁さんの歌は、人間味が強すぎるせいか、曲の世界観とはまた違う世界が見えます。

その後見たのが社長シリーズ、駅前シリーズの喜劇映画です。
(キャスト:淡路恵子、伴淳三郎、フランキー堺、淡島千景、小林桂樹、
三木のり平、司葉子)
喜劇と言っても現代のお笑いとはまた違う、大人の笑いの要素が強い作品だと思います。台詞の後にこみ上げてくる笑いといいますか、森繁さん最高です。

森繁さんの知床旅情を聞くといつも思うのが、時代を超えているなあ、という事です。
この時代に一緒に過ごしたわけではないのに、聞くたびに何故か郷愁を感じ、一緒にお酒を酌み交わした仲間のような気持ちにさせてくれるのです。

そんな普遍的な作品を私もいつか作れたらな〜といつも願います。








現在、文房堂ギャラリ―にて展示を行っております。2月1日(土)が最終日となっております。お時間有りましたら是非ご高覧ください。
「版画系」
2014年1月20日(月)~2月1日(土)10:00~18:30会期中無休 2月1日は17:00まで

中田有華

2014年1月27日月曜日

伊勢神宮


銀座校・田巻です。

年末のことになりますが、式年遷宮の年に
伊勢神宮へどうしても行きたい気持ちを抑えられず行って参りました。

明け方、天気雨の中、虹を追いかけるように車を走らせました。

新しいお社はまさに新築のお家。 
旧社殿はボロボロで、その対比がことさら際立っていました。(内宮です)



大きな木が印象的でした。(外宮です)


王道の味覚。赤福、白鷹、てこね寿司。


また、いつか行く機会があれば、真夏に樹々の木陰を感じたい、と思いました。


2014年1月25日土曜日

校内コンクール 各賞発表!

銀座校講師  すずきくみこです。

銀座校では「水のある風景」をテーマに校内コンクールが行われました。
応募総数はおよそ140点!
その各賞が発表され、現在銀座校に展示中です。


校内コンクール受賞作品の展示中(〜2/8まで)



講師が選ぶ優秀賞が15点、会員による投票で決まるオーディエンス賞が3点選ばれました。

オーディエンス賞は初の試みだったので、どの作品が得票数を集めるのか楽しみでした。
結果、オーディエンス賞は優秀賞と重なり、3点ともダブル受賞となりました!

ダブル受賞3点の中のおひとりの方は私のクラスにご在籍されております。
5年間基礎課程が終了し、サロンクラス1年目の春木則夫さん。
画像の作品が受賞作品です。



祝ダブル受賞 春木則夫さん作「ベネチア旅行」



受賞の記念に、ご本人の了解も得られましたので
皆様に春木さんの作品の歴史をご紹介したいと思います。

受賞作は「なおすところがない」見事な作品です。
筆致がのびやかで、色づかいも華やか。
実はこの作品は春木さんがぐんと成長した記念的作品です。

「もともと上手な方だったんでしょうね〜」と春木さんの作品を見た方から聞かれることが多いのですが
もちろん昔から絵はお好きで上手な方だったようではありましたが
基礎課程の5年間の中ではいくつかの壁があり
悩みながら乗り越えた結果が今回の作品へと結実されました。


デッサン 木の課題

線ははじめから魅力的なものを持っていらっしゃいました。
強弱があり、変化に富んだいい線です。


デッサン フルーツ籠

デッサンを学び、明暗が見えてきました。
鉛筆の使い方の幅が広く、鉛筆の色も美しく見えます。




野菜を描く

水彩に入り、色を使う喜びが感じられる作品です。



スケッチ会前課題


現在につながるのびやかなタッチは感じられるものの、現在の絵と比べると粗密や濃淡が少し弱い。


ベネチア

色に振り回されてしまい、悩んだ頃の作品。
鮮やかな色が少し喧嘩してしまっています。





丹念に描き込まれていてなかなかいい作品です。
ただ、どうしても画面全部を描きすぎてしまい、ポイントが散漫になってしまう・・・



アクリル作品「金鱗湖」

不透明の画材を学ぶことで透明水彩の透明感を感じたり、色についてより学んだりしました。
暗さのリズムも心地よい作品です。




水彩ですが、思いきってモノクロームな作品に挑戦。
画面に力を閉じ込め、リズムを作れた作品。


そして受賞作。
力が抜けてきて、絵にリズムが生まれてきました!
これからの作品もとても楽しみです。


絵を学ぶには基礎事項がたくさんありますが
それらを飲みこんで消化できたときにぐんと絵がよくなる。
上手下手ではなく
それぞれの描きたい絵の中で成長があることを講師としては楽しみにしています!!
















2014年1月23日木曜日

冬の秩父ぶらり旅

銀座校下工垣です。

近くなのになかなか行けなかった秩父に行ってきました。



氷柱。
全部が氷におおわれてキラキラです。




すごい長さのつららたち。
「大中小」
「粗密」
「太細」
「明暗」
四大要素が、頭の中をかけ巡りました。






長瀞の岩畳。

全部が一枚の岩でつながっているそうです。
見渡す限り、鋭く繊細な形の岩の地面が続いていて、不思議な感じがしました。
とってもカッコいいです。





宝登山の蠟梅。
長瀞駅から少し歩くとロープウェイ乗り場があります。
ロープウェイで5分で頂上。
山頂にロウバイ園がありました。
かわいい黄色い花が沢山ついています。
まだ満開じゃなかったおかげで、蕾も見れたり、人も少なかったりで、とってもよかったです。



秩父の美味しい物はなんだろう?
と思っていると、
どこのお店の看板にも「おっきりこみうどん」「みそポテト」と書いてあります。
初めて聞く名前。
名物なんでしょうか。


食べました。
おっきりこみうどん。
平たく太いうどんと野菜たっぷりのトロミのついた汁。
体がポカポカになりました。



みそポテト。
串にささったじゃがいもの天ぷらみたいなのにあまじょっぱい味噌だれがかかっています。
周りはさくさくで、中はホクホクしていてクセになる味でした。
また食べたい。




レトロで素敵な長瀞駅。
関東の駅百選にも選ばれてるとのこと。
今は時期はずれのようで人が少なく、ザワザワしてなかったので、静かな空気を存分に味わえました。


秩父は季節によっていろいろな楽しみ方ができるそうなので、是非また近いうちに訪れたい!
と思いました。


2014年1月17日金曜日

銀座・恵比寿校講師の工藤です。


今回は私が担当している銀座校の会員さんの作品をご紹介します。

こちらは昨年末から行っているパステル画の授業の中で描かれた猫の作品です。








皆さんパステル画の特徴を活かした柔らかい表現の作品に仕上がりました。

またこのように7枚並べて見てみますと、それぞれ表情も異なりとても見応えがあります。
 

ただ、なんとなく猫の顔が作者に似てきているのは気のせいでしょうか・・・



2014年1月15日水曜日

紅白歌合戦

宇都宮校講師の小栗です。


今回の大晦日は、久々に紅白歌合戦が始まるのを

家族で今か今かとテレビの前で待ち構えていました。

それというのも、高校生の息子が昨年からハマっている「進撃の巨人」という漫画がアニメ化され、

そのオープニングソングが歌われることになっていたからなのです。


最初、息子にその漫画を勧められた時は、設定に面白さを感じたものの

そこまでの共感はなかったのですが、アニメ化されてからその主題歌を聞くと

漫画の世界観と中二病(思春期の青少年が語りだしそうな言葉や態度)的な歌詞に

私も息子も かなりやられて目覚ましがわりに聞くほどでした。


そこまで熱中していたので、息子は文化祭にその漫画の絵を描こうかと

私に見本を描いてくれと頼んだりと


 
 
 
 
 
そんなことで、今回はワクワクしながら紅白を見ることが出来ました。

2014年1月13日月曜日

MOT



あけましておめでとうございます。
寒さが厳しい今日このごろです。

さて先日、清澄白河にある東京都現代美術館(通称MOT)に2つの展覧会を
観に行ってきました。
        

1つ目の展覧会は吉岡徳仁氏による「Crystalize展」、2つ目の展示は国内外の様々な
アーティスト達による「うさぎスマッシュ展」。


Crystalize展の方は、チャイコフスキーの白鳥の湖を聴かせて育てたクリスタル
(水晶)の水槽が展示してあったり、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」から着想を得た
糸の椅子のようなものがあったり、クリスタルと太陽の光でできたプリズムが
あったりしました。
どこまでもそぎ落とされ、洗練され透明感のある美しい展示でした。



うさぎスマッシュ展の方は、タイトルのかわいらしさからはちょっと想像が
できにくいですが、現代社会においての高度な情報伝達の方法をデザインの
実践の場としていま一度問い直しましょうといった趣旨の展示でした。




しかし、何よりも気になってしまったのは、作品解説の音声ガイドを
レンタルすると、ヘッドフォンにうさぎのふわふわの耳がついていること。
ひげもじゃの男性なんかもこのうさぎの耳つき音声ガイドをつけていて
展示よりもおもしろかったです。

1月19日(日)まで、両方の展覧会ともに開催されています。
ご興味のある方はぜひぜひ足を運んでみてください。


銀座校 植松





2014年1月11日土曜日

きょうの空は

一月七日。今年最初の授業へ向かう朝は、黄色い銀座線に乗れた。
昨年導入された1000系車両は、台数は増えつつあるらしいがまだ少ない。円みのある車体は、これでもかというくらいのつややかな黄色をしている。
銀座線は東京の地下鉄の最古参だから、他の路線に比べ構内の造りが小さいと聞いたことがある。ホームの壁も床も概ねグレー。
黄色い車体は、その狭い構内いっぱいに拡がるようにして滑り込んでくる。新旧の対比がいかにも鮮やかで、うれしくなる。視界がつるつるの黄色一色になり、途端に周囲が明るくなる気さえする。気分もグレーから黄色寄りになる。
きょうは、あたりだ。


銀座駅で降りると、エルメスビルのエスカレーターに乗って地上に出る。 いつもの通勤ルートの締めくくりは、煉瓦敷きの裏通り。
花屋と日動画廊のウインドウを横目に教室のビルへ急ぐ。そして建物に入る前に、必ず空を見上げる。 左右を10階建て以上の高層に挟まれた、縦長の空。
薄雲が拡がっていたり、真っ青だったり、時には、雨が落ちてきたり。
晴れているから頑張ろうとか、占いや自己啓発めいた気持ちは不思議と無い。ああ、きょうの空はこうだ、と、ただ確認する。空がそこにあることに安心しているのかも知れない。



冬は静かな季節だなと思う。どんなに人の多い場所に居ても、夏や春のような声高な感じがない。
年が明けて、十日ばかり。
たくさんの「きょう」が積み重なって、また新たな一年が出来上がっていく。地下鉄に乗って、空を見上げて。
少しずつ変えていける予感が、静かに充ちてくる。


                    銀座校講師   五十棲さやか
寒すぎる日の青すぎる空

2014年1月9日木曜日

作品鑑賞と舞台出演




[美術館入り口看板]



宇都宮校講師渡辺です。

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いいたします。




去年の12月に【いせひでこ絵本原画展】(小山市立車屋美術館)に行ってきました。

本当に素晴らしかったです!!


主に水彩の作品だったのですが、美しく透明感のある色彩、計算しつくされた構図とお洒落な余白。

絵画の4大要素がどの作品にも入っており大変リズミカルでした。



【静物】いせさん風に!?

感動のあまり2回も足を運びじっくり鑑賞してきました。

いせひでこさんは繊細な画風と詩的なエッセイで人気の画家・絵本作家です。

会員様にも紹介させていただき、

「行きましたよ〜。大変よかったです」とのお声を聞く度にご紹介させていただいてよかったなと思いました。

ご本人の足下にもおよびませんがいせさん風に私も水彩画を描いてみました。











[記念トロフィー]
それから年明けの4日、

今でも信じがたいのですがディズニーの審査に合格し、夢の国【東京ディズニーランド】のラッキーナゲットカフェのステージでキャストとしてベリーダンスを踊ってきました。

夢の国の野外はとても寒かったけれど大変良い経験ができました。

まだまだ技術が未熟で課題はたくさんありますが良い舞台になったと思いました。

年末年始も頑張って練習して良かったと思いました。



公演後に、記念トロフィー・記念ステッカー・チーム名の入った看板・1日フリーパスチケットをもらい公演後は園で思い切り遊び大変充実した1日をすごすことができました。

大変荒くて見えにくいのですが動画があります。

お時間ありましたらどうぞご覧ください。

http://youtu.be/UoMp1NjmMcQ

http://youtu.be/fMAZ6-PVeVs




【ビルディング】 キャンバス 油彩
そして最後に。

前回お話させていただいた友人のBAR【GEL’S BAR】に飾る作品が完成しました。

都会をイメージしました。




お店のHPです。
http://1st.geocities.jp/gelsbar/fremeset.htm

http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0285233453/




2014年1月8日水曜日

冬休みに



今週から新年最初の授業がはじまっていますが、話は少しさかのぼりまして
冬休みに日光に行ってきました。


いろは坂を登り切るころには、かなり雪が積もっていてまさに銀世界。

一度は描いてみたくなる雪景色


奥日光まで足を伸ばしたのですが、湯ノ湖は凍っていたのか白く雪に覆われていました。

手前の白い部分が湯ノ湖です。

こんなに雪が積もっているところは、普段なかなかお目にかかれません。
せっかくなのでスノーシューという、西洋風かんじきのようなものを履いて散歩をするツアーにも参加してみました。

雪が深くて普通では入れないようなところにも行くことができるので、誰も歩いていない雪の上を歩く喜びと、雪を踏む音しかしない静けさを味わうことができます。

山の中の湖。周りは凍っています。夏はハイキングコースですが、今は雪が深くてここまで行くのも一苦労。

運動不足を痛感しましたが、寒さを忘れる景色でした。
いつか描いてみたい風景です。




銀座・恵比寿校講師  吉澤